1981年(昭和56年)
こんにちは。所員Tです。
今日は、建物の耐震性についてということで旧耐震と新耐震の話です。
建物の耐震性をあらわすときに、
「これは旧耐震の建物だ。」
「これは新耐震の建物だ。」
と言われることがあります。
この旧耐震と新耐震とはなんなのか?ということですが、簡単にいうと
1981年(昭和56年)以前に建てられたものを「旧耐震の建物」、以降を
「新耐震の建物」と呼ばれます。
この1981年には、過去の大地震時の被害状況から得られた知見等が
反映された大幅な法改正が行われまして、この新たに導入された耐震基準
で建てられた建物は、震度6強から震度7クラスの地震にも耐えられることを
目標とされています。
実際に新耐震基準で建てられたものは、1995年の阪神淡路大震災時においても
旧耐震基準で建てられたものよりも大幅に被害が少なかったことが知られています。
お手元に設計図書等がございましたら、建築年度をご確認いただき、
1981年(昭和56年)以前に建てられた建物であった場合には、
耐震性能についてご確認いただいたほうがいいかもしれません。